障害者用の部屋や駐車スペースを不正に改造していた東横インの社長が泣いて謝っているのを見ての正直な感想は
「芝居くせぇっ!!」
つい10日前は笑いながら開き直ったような会見をしていたのが、昨日の会見ではコロッと態度を変えて、一度も顔を上げず、時には涙を見せながら消え入りそうな声で話していた。人に対して謝る時は、相手の目を見て真剣に謝るのが普通ではないだろうか?自分の意見をコロコロ変える人間を俺は信用できない。話していた内容にもちょっと唖然とした。これからのホテルの改善案として「障害者を雇用する」と発表した事。雇用したいと言うのは勝手だが、あれだけコケにされて誰がそんなトコで働きたいと思うのか。またはどの親が自分の子どもをそんなトコで働かせたいと思うのか?完全に障害者とその家族をバカにした発言だと思う。人の事をとやかく言えるほど俺はできた人間じゃないけど、この社長は人としてとても低等な人間だと思う。この問題は、今までの俺やったらスッと聞き流していたかも知れない。しかし今、ポニーの里で働かせてもらって、実際に障害者とその家族の方々と関わらせてもらうようになって、とても素通りはできなかった。初めてボランティアでお手伝いさせてもらった時、それまでほとんど障害者の人と接したこともなかったので、正直どう接して良いのか分からなかった。でも他の人が健常者と接するように普通に話しかけたり遊んだりしているのを見て
「あっ、普通にすれば良いんや。特別な事いらんねや。」
と思った。障害者もちょっと生活に不自由があるだけで皆、同じ人間だということを強く感じるようになった。確かに家族の人にしてみれば綺麗事だけでなく大変な事はヤマほどあると思うが、一番嬉しいことは周りの人が自分の子どもたちに対して、普通に接してくれることではないかと思う。これからもポニーで子どもたちと接する時はそういう事を心に置いて接していけたらと思う。