昨日は本当にイイお天気。まさに絶好の競馬日和○ 気分も爽快◎ 体重も久しぶりにイイ感じで調整できて、レースまでもゆとりを持って臨むことが出来ました。
第1レースが始まる前には急遽、騎乗を頼まれて本番(第3レース、Fitton Hopeful Plate)前にウォームアップが可能になり、そして、騎乗予定だった、この日最軽量の第8レースのお馬さんが取り消しという連絡が入り、チョッとした飲食(体力回復)も出来る事になりました!(こんなにイイ様に流れてイイの!?)というぐらい、全てが俺に向いている様に感じられました。
第1レースは、(とにかく怪我や事故がないように!!)とさすがに緊張しましたが、意外と健闘、最低人気で5着。無事に終えました。
いよいよ本番。本当にギリギリになって、出走予定馬の取消しなどもあるなど、やっぱりベイビー(2歳馬)のデビュー戦は何が起きるか分からんなぁ…という感じ。。
パドックに各馬が入ってきました。俺のお馬さんは2番手で登場。元々、気合を全面に出す感じのお馬さんなのですが、初めてお客さんがいっぱい入った雰囲気に興奮したのか、いつもよりイレ込んでいる様子。でも周回を重ねるごとに段々落ち着いてきて、俺が跨るとほぼいつもの感じに戻ってくれました。
本馬場入場の時は(おっ、前回の模擬レースの時より大人になったな!)と感じました。
返し馬。これはいつもと同じような感じで、外々に逃げるような感じ。でもこれは毎度の事なのであまり気にしませんでした。
ゲート前の輪乗りでは何人かのジョッキーが「この馬、ソエ出てるゎ」とか言っているのが聞こえました。他のレースではなかなか聞く事のない会話です。
そして、ゲートイン。 これまで練習してきたとは言え、やっぱりベイビー。暴れるお馬さん達もいて、時間がかかります。俺のお馬さんは最内枠だったので、最初の枠入り。おとなしく入り、中でも(早く走りたいーーー)と何回か前掻きしたものの、比較的お行儀良くしていました○
いよいよスタート!! 今までで最高のスタート!!! しかし、、、そこからは、脚が上に上に上がるような感じ、フワフワした感じで全然前に出ません。(あれれ!???)と思っているうちに後方に。。。
残り600mぐらいでムチを入れた時には、一瞬エンジンを掛けてくれそうになりましたが、結局それも一瞬。何も出来ないまま、ブービーでフィニッシュしました。
帰ってきて調教師さんに、「脚痛いみたい。ソエちがう?全然、前に進んでいこうとせ〜へんかった。」と報告。調教師さんは「そぅかぁ…」とだけ。
シャワーを浴びて、着替えて、勝負服を返す時にもぅ一度、調教師さんと話した時には、「パドックに入る時に暴れて、柵で脚を打ったんや。そこが大きく腫れてたゎ。」と知らせてくれました。どうやらこれが原因だったようです。獣医さんや裁定委員、他の調教師さんも皆、「痛がってたな」と声を掛けてきました。
勝ったのはブリスベンから参戦のお馬さん。圧倒的人気に応えて6馬身半差の快勝。俺のお馬さんは約18馬身離された14着。本来の力を出していても勝てていたかどうかは難しいトコロですが、せめて普通に走らせてあげたかった、お馬さんがかわいそうやった、というのが感想です。450mのトライアル(模擬レース)で最速タイムを叩き出したぐらいなので、550mの延長は未知数だったとしても、せめて最初の450mは先頭に近い位置にいなければいけないお馬さん。これが本来の姿ではないのは明白です。
今日、調教師さんに電話したら、「何週間か休ませてまた出直しや」との事。素質があるのは分かっているので、それは本当に良い事だなと思います。怪我を治して、また元気な姿で帰って来てくれたら、その時こそは!!
今回は、こういう事があるから2歳馬は難しい、またこういう事があるのが競馬や、というのを改めて思い知らされました。でも、こういう注目されるレースで2番人気になるようなお馬さんに乗せてもらえて、いつもと違う雰囲気を感じ、その中でもほぼ普段通りの気持ちで乗ることが出来たのは、俺にとって本当に大きい経験になったと思います。そして、またこんなレースで、こんな雰囲気の中で乗りたいなと思いました。今回はラッキーで廻ってきたチャンス。今度は自分の実力で掴み取れるようもっと力をつけたいと思います!!