なかなか寝付けずに朝を迎え、仕方なくテレビをつけると『みのもんたの朝ズバッ!』が映し出されました。そこではみのさんがパラリンピックのニュースについて語っていました。「なぜ日本ではパラリンピックについてもっと報道しないんだ。これだから、日本は先進国の中で、障害者問題では未だに発展途上国なんだ!」とちょっと怒りながら。銀メダルを獲得した東海将彦選手と同じアルペンスキーに出場して、10位の三澤拓選手と19位の小池岳太選手のなぜ障害を持ったかという理由とこの結果の意味「この10位と19位は健常者の出した10位と19位とはワケが違うんだ!!」と。 ちょうど前の晩にパラリンピックの経過が気になって 調べていたところだったので、自然に目を留め、普段はあんまり好きではない、みのさんの熱い口調に聞き入りました。この発言はもちろん健常者が収めた成績にケチを付けるわけではなく、充分に価値のあるものであると認めながら、障害を持った人たちが(この場合は後天的に)精神的どん底から這い上がって、努力し出した結果に対して出た言葉だと思います。そして、その事に対する日本の人たちの関心の低さにみのさんは怒っていたのだと思います。障害を持つ、持たないに関わらず、≪同じ≫スポーツマンたちが出した、≪同じ≫国の人たちが出した成果に対して、伝える情報量のここまでの差はやっぱり、みのさんの言う通り、 これから日本の人たち一人一人が、もっと真剣に考えなければならない問題だと思います。今、俺がお手伝いさせてもらっているポニーの里でも、個人の意思を出来るだけ尊重しながら、みんなにちょっとでも馬乗りがウマくなってもらいたいと思いながら、また、それに向かって努力する姿、達成したとき見せるみんなの 笑顔を見ることを喜びにしながら、スタッフの皆さんは日々、利用者さんと接しておられます。(※注 ポニーの里には「馬」部の他にも、「支援費」部、「農業」部、「老人」部があり、各部門のスタッフさんも日々、おのゝの役割に全力を注がれています。) それに僅かですが力を貸せることが、俺の喜びでもあります!
これからも自分が出来る事から一歩ずつ、みんなと力を合わせながら、前に進んでいきたいと思います。